「日本の旬 沖縄」始動、JTBが旅行需要喚起策展開へ

JTBは2025年10月1日から2026年3月31日までの期間、国内旅行キャンペーン「日本の旬 沖縄」を展開する。個人・団体旅行それぞれに向けた新商品や地域連携プログラムを通じて、沖縄の新たな魅力の発信と観光地の活性化を図る。
「日本の旬」は地域の魅力を再発見し、旅行を通じた地域活性化を目的としたJTBグループの国内旅行キャンペーンで、1998年より実施されている。今回の舞台は沖縄で、「住む人も、訪れる人も共に輝ける島・沖縄」をコンセプトに、多様な旅行スタイルに対応した商品が展開される。
注目の商品としては、7月に開業した「JUNGLIA OKINAWA」へのアーリーパークイン付き宿泊プランや、新商品では「わいわいファミリー家族旅行沖縄 冬・春」を10月6日より販売開始する。また、沖縄県認証の「琉球料理伝承人」が監修する本格琉球料理の夕食プランも複数の宿泊施設で提供される。
添乗員同行型商品では、宮古・八重山の10島を巡る「10島物語」や、石垣島での老舗酒造所訪問や世界遺産首里城の復興状況をデジタル技術で体感できる「夢の休日」プランが用意されており、離島観光の需要喚起にもつなげる。
現地観光オプションでは、人気観光スポットが無料で利用できる「沖縄満喫クーポン」のほか、星空観察体験、宮古島のスイーツと体験を組み合わせたクーポンなど、滞在をより充実させるプランが揃う。
団体向けには、世界遺産「勝連城跡」での貸切パーティーと現代版組踊による舞台公演を含む「世界遺産「勝連城跡」特別パーティー」プランを展開する。
同社は、現地観光プログラムの更なる拡充と訪日インバウンド向け販売にも注力する方針で、2月に沖縄で開催される「プロ野球キャンプ」では、選手やOB選手との特別体験や巡廻バス付き宿泊商品などを展開する予定だ。