OpenAIが新ツール「Operator」発表、航空券予約も可能
OpenAIは23日、ウェブ上のタスクを自動化する新しいAIエージェント「Operator」を発表した。フォームの入力や食料品の注文などに加え、航空券の予約といったタスクも実行可能となっている。現在、米国のProユーザー向けに限定公開されており、今後の利用者からのフィードバックを基に改良が進められる予定だ。
Operatorは、画面上のボタンやメニューを「視覚的に認識」し、クリックや入力といったアクションを行える新モデル「Computer-Using Agent(CUA)」を搭載。日常的に使用しているツールを操作できることで、ユーザーが旅行先の航空券を効率よく予約したり、ホテルの手配を簡単に行える環境を提供する。デモ操作では、希望の日付や場所、予算、ランクなどをカスタマイズしながらホテル予約を行う様子が紹介されている。
また、安全性にも配慮し、ログイン情報や決済データを入力する際はユーザーに直接操作を促す仕組みが採用されており、その際入力データは保存しない設計になっているという。
同社はOperatorを限定的に展開しながら、利用者のフィードバックを収集し、機能の向上を図る考え。今後は機能拡張を進めるとともに、Plus、Team、Enterpriseユーザーへも展開し、最終的にはChatGPTに統合される予定だ。