フィンエアー日本支社長 サカリ・ロム氏
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。皆様にとって本年が素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
2024年、フィンエアーは定時運航、安全性、優れたサービスを提供することにより、さらなる成長を遂げることができました。
昨年は世界中で地政学的な緊張や空域制限に伴う混乱が続きましたが、フィンエアーは将来を見据えた企業戦略やパーパスの刷新、持続可能性(サステナビリティ)に関する目標の策定などに取り組みました。
日本は、フィンエアーにとって、いままでも、これからも最も重要な海外市場です。空域が制限されているなかでも、日本路線を増便していることが、その何よりの証拠です。今年の夏期スケジュールでは、日本―ヘルシンキ間で週25便を運航いたします。
成田、羽田、大阪はデイリー、名古屋は週4便での運航です。日本における私たちの成功は、日本の観光業界の皆様のご協力の賜物です。そして欧州線共同事業のパートナーである日本航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空との強固な協力関係があるからこそ成り立っています。フィンエアー社員一同、今年も皆様と良いお取組みができるよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後に、フィンランドのAlexander Stubb大統領の新年のスピーチから抜粋して、未来と成功についての重要なメッセージをお伝えさせてください。
「何が間違っているのかを指摘し、その脅威について考えることは簡単です。しかし問題の解決策を見つけるのは難しいことです。悲観的になると行動を起こせなくなりますが、楽観的になれば実際の行動につながります。行動の後で、現実的に考えれば、解決策を見いだすこともできます。混乱の中では、私達は本質的かつ重要なことに集中する必要があります。未来はただやってくるものではなく、私たち自身が、毎日作り上げていくものです。私が伝えたいメッセージは簡単かつ明確です。『私たちはうまくやっています。そして私達は一緒に良い未来を築きます』」