エアトリは26日、スタートアップ向け採用支援サービス「Recboo」を提供するノックラーンの株式を取得し、子会社化したと発表した。これにより、エアトリの事業ポートフォリオに新たな「HRコンサルティング事業」が加わり、同社が掲げる「エアトリ経済圏」のさらなる拡大と、中長期成長戦略「エアトリ5000」の早期達成を目指す。

　ノックラーンは、急成長ベンチャー企業が求める即戦力となる人材の採用支援を専門とする「Recboo」を展開しており、幅広い分野で豊富な採用実績を持つ。今回の子会社化を通じて、エアトリグループは、CXOコミュニティ事業やエアトリCVCの投資先とのネットワークを活用し、シナジー効果を創出するとともに、グループ全体の採用力強化を図る。また、ノックラーンは中核子会社として、上場準備に向けた効率的な体制構築を進める予定で、エアトリの豊富な上場経験やノウハウを活かした支援を受ける見込み。

　エアトリは現在、旅行事業をはじめIT、地方創生、AIロボットなど多岐にわたる16事業を展開している。今回の子会社化により、「Recboo」を核とした採用支援の分野が17事業目として加わり、グループ全体の成長をさらに加速させる狙いがある。ノックラーンの来期以降の業績見通しでは、2025年2月期の売上9000万円、2028年2月期には5億1200万円を見込んでおり、高い成長性が期待される。