エムスリーキャリア、外国人宿泊客向け「HOTEL de DOCTOR 24」開始 多言語診療に対応
エムスリーキャリア(東京都港区虎ノ門)は、外国人宿泊客向けオンライン診療サービス「HOTEL de DOCTOR 24」のテストローンチを12月に開始したと発表した。
外国人宿泊客に医療通訳を備えた多言語診療を提供し、宿泊施設や医療現場の負担軽減を目指している。本格的なサービス開始は2025年2月を予定している。
日本政府観光局のデータによると、日本観光中に体調不良を訴える外国人は毎月約12万人にのぼる。宿泊施設の半数が体調不良に対応しているが、夜間の人員不足や通訳の不備が課題となっている。
「HOTEL de DOCTOR 24」では、宿泊施設の客室から24時間365日、22言語対応のオンライン診療が可能となり、処方された薬は近隣の薬局で受け取れる仕組みを提供する。
ホテルや旅館、民宿などは、体調不良の外国人宿泊客に「HOTEL de DOCTOR 24」を紹介するだけで、宿泊施設側に料金や複雑なオペレーションは発生しない。支払いは利用者が行う。
これにより言語の壁や夜間の対応が難しいという宿泊施設の課題を解決し、不要不急の救急搬送を減らすことを目指している。
情報提供:トラベルニュース