デルタ航空、ホノルル線就航1周年で業界向けイベント開催
デルタ航空(DL)は20日、羽田/ホノルル線新規就航1周年記念パーティーを開催し旅行会社ら業界関係者が参加した。同路線は2020年3月に就航を予定していたものの、コロナの影響により延期。2023年10月29日に羽田空港(HND)からのデイリー運航を開始し、現在同空港からはホノルル(HNL)、ロサンゼルス(LAX)、シアトル(SEA)、アトランタ(ATL)、ミネアポリス(MSP)、デトロイト(DTW)の6路線に就航している。
JATAの発表によると、今年1月~9月の日本からハワイへの渡航者数は19年同期比44.5%と苦戦が続いている。冒頭で挨拶を行ったDL日本地区社長の大隅ヴィクター氏も、学生旅行は徐々に戻りつつあるとしたものの、「色々な環境下で、ご承知の通りコロナ前には戻っていない状況が続いている」と説明。「今までやっていた方針では、ハワイと言えども売れない」と続け、「是非皆様のお知恵をお借りした上で、今後もハワイを盛り上げていきたい」と参加者へ呼びかけた。
続けて登壇したハワイ州観光局日本支局長のミツエ・ヴァーレイ氏は、「現地で日本マーケットのポジショニングをPRしていかなくてはならない」とした上で、今後短期的には、ブッキングベース回復のための販促プロモーションとサポートを、中長期的には、ファーストタイマーへの訴求と各島のブランディングに努めていくという。
イベントでは、BS12「ハワイに恋して!」でMCを務める内野亮さんと、ヴィクター氏によるトークセッションも。最新現地ホテル情報などを発信したほか、ハワイ旅行の訴求方法として「(ハワイが舞台となった)アニメ映画などを活用して、聖地巡礼のようなアプローチができれば、(これまでと)違った層の集客に繋がるのでは」と語った。
トークセッションの後には、ウクレレ奏者RIOさんが生演奏を披露し記念パーティーに花を添えた。