ペルー / APEC閣僚会議・首脳会議にあわせて実施予定の「デモ」に伴う影響 (11/13~17)
ペルー・リマにて開催予定のAPEC閣僚会議・首脳会議に合わせ、2024年11月13日~17日の期間、リマ、クスコ、プーノなどペルー各地にてデモ・ストライキが発生する可能性があります。
現時点では規模等は不透明ですが、ペルー政府は円滑な会議運営と安全確保のため、APEC開催期間中は緊急祝日とし、これにより交通、行政、教育、金融などあらゆる機関に影響が生ずることが予想されます。
また、大統領官邸や国会議事堂が位置するリマ旧市街周辺での交通規制に加え、空港~市内を結ぶ道路では、各国の首脳の移動を優先するための交通規制が予定されております。
なお、マチュピチュ遺跡やチチカカ湖への列車を運行するペルーレイル社の発表によりますと
11月13日~15日の3日間は、クスコ~プーノ発着の列車を運休、
マチュピチュ行き列車については、11月13日はクスコ駅、ポロイ駅発着の列車を運休
オリャンタイタンボ駅発着の列車は、通常どおり運行いたします。
一方、空港管理局(CORPAC)職員については、当初、労働条件の改善を求めるためストライキを予定しておりましたが、政府との会議の結果、ストライキは中止となり、リマや地方空港含め、通常通りオペレーションが行われます。
現在、ペルーにご滞在中の方、また近日中にペルーへのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。また、興味本位でデモ行進や集会などに近づかないよう、くれぐれもご注意ください。
以下に在ペルー日本国大使館発出情報をご案内いたしますので、あわせてご確認ください。
運輸業者によるデモ (11月13日・水~15日・金)
1
報道によれば、13日(水)~15日(金)、リマ市内含むペルー各地において、治安の改善を望む運輸業者等によるデモが想定されます。
■ 11月13日(水)~15日(金)のデモ
* 旧市街の5月2日広場(Plaza Dos de Mayo)、サンマルティン広場(Plaza San Martin)、
国会(Congreso)等の周辺
* サンボルハ区(San Borja)のアジア太平洋経済協力会議(APEC)会場(リマコンベンションセンター: LCC)、
文化省(Ministerio de Cultura)、及び国立劇場(Gran Teatro Nacional)周辺
* その他市内各所(詳細不明)
2
過去のデモでは、一部運輸業者がデモ中もバスを平常どおり運行したことで、デモを決行する運輸業者からの反感を買いデモ隊から投石が行われた事例がありました。デモ実施中にリマ市内のバスを利用する際には、投石等に注意してください。
3
デモ付近では十分注意の上、デモに遭遇した場合は近づかないでください。
4
日本政府は、ペルー国内の各地域に対して危険情報のレベル1(十分注意してください)および危険情報のレベル2(不要不急の渡航は止めてください)、レベル3(渡航は止めてください)を発出しています。
** 危険情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_261.html#ad-image-0
5
ペルーの情勢は流動的です。渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、デモ・犯罪・自然災害等の不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。
(1) 報道等で最新の治安情報の入手に努める。
(2) 所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。
(3) 普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。
(4) 強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため
絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。
(5) デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。
(6) 抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、
必要のない限り近づかない。
(7) 渡航・滞在する場合、道路・空港封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会