大阪・関西万博、旅行大手各社がツアー販売開始 前売り券販売枚数は目標の51%

  • 2024年10月14日

 2025年4月13日~10月13日に開催される大阪・関西万博の紙の前売り券やツアー販売が10月13日に解禁されたことにより、旅行大手各社がツアー商品の販売を同日開始した。

 HISでは、飛行機、鉄道、バスそれぞれで入場券付きツアーを販売。飛行機利用の場合は、国内24カ所の空港を発着地に。鉄道利用の場合は、東京、品川、新横浜を、バスツアーでは、梅田、京都、名古屋、広島などを含め12カ所を発着地に設定した。同社は大阪・関西万博のシルバーパートナーとして協賛しており、今後は海外からの総客も視野にツアー造成を行うという。

 KNT-CTホールディングスでは、グループ会社のクラブツーリズムと近畿日本ツーリストブループラネットでツアーや宿泊プランの販売を開始。同イベントの理念「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」に賛同したカーボンオフセットプラン商品などを提供している。その他、日本旅行も同日に、JTBは15日以降に販売開始する。

 日本国際博覧会協会の発表によると、10月9日時点の前売り券販売枚数は約714万枚。開催まで残り半年と迫る中、目標とする1400万枚に対して51%の進捗になっており、各社の販売に期待が掛かる。