アイスランド、グリーンランド、フェロー諸島、デンマーク / 現地最新情報 (9/22現在)

  • 2024年9月25日
  • 出典:OTOA

アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークにおける現地最新情報をお知らせいたします。

■ アイスランド
◎ 感染症関連情報
特記なし。

◎ 航空・旅行・お役立ち情報
* Bus Travel Icelandの観光バスが西部フィヨルドのトンネル傍で故障炎上しましたが、けが人は
 発生しておりません。
* 空港道路43号線を防護する壁の建設が検討されております。
* 西部フィヨルド海上に巨大な氷山が近づき、船の航行や海上養殖場に注意喚起が出ております。
* 西部フィヨルドのHofdastrondに白熊が上陸し、止む無く射殺されました。
* アリオン銀行の住宅ローンが引き上げられました。(変動で4.64%)
* ベトナム人の不法労働摘発を端緒に、今後日本からの添乗員は所定のフォームで事前登録が
 必要となりました。

* 2024年8月25日の午後、ヴァトナヨークトル国立公園内のBreidamerkurjokull氷河にて氷壁が崩れ、
 氷河洞窟ツアー参加者1名が亡くなる事故が発生し、その配偶者がヘリで緊急搬送されました。
・今回の事故を受け、ヴァトナヨークトル国立公園が夏の氷河洞窟ツアーの中止を指示したことから
 ツアーの催行が中止となり、あわせて観光大臣が調査グループを立ち上げ、今回の事故の調査と対応に
 ついて検証を開始しております。
・今回の夏の事故を踏まえ、冬の氷河の洞窟を催行するツアー会社が、再度社内で安全基準の周知と運用の
 徹底を実施し、風速や温度の上昇など少しでもリスクが評価された場合は現場において催行を中止して
 引き返す旨の安全最優先の対応が取られることとなります。
・アイスランド大学の地球科学研究所の氷河研究者兼大学教授であるHelgi Bjornsson氏は
 → 夏の間氷河は常に動いており、夏の氷河洞窟ツアーは極めて危険なので、秋まで待つべきであること。
 → 秋以降であれば氷河の洞窟に行くことができ、これまではそういうものであったこと。
 → 10~11月になれば気温が下がり氷河が溶けなくなり状態も安定するので、これまでも秋以降は
   氷河洞窟のツアーが行われていた。
 とコメントしております。

■ グリーンランド
◎ 感染症関連情報
特記なし。

◎ 航空・旅行・お役立ち情報
* 首都・ヌークの新空港は、現在も不具合のため、国際線の離発着が延期されております。
* 宿泊税が30DKKに引き上げされる予定です。
* Air Greenlandは上期の業績が税引き前2,110万DKKとなり、年度業績を下方修正しました。
* 日本は環境活動家 ポール・ワトソン氏の身柄引き渡しを望んでおりますが、デンマークが
 引き渡しを決定する2024年10月2日までの間、引き続きヌークに拘留されることになりました。

■ フェロー諸島
◎ 感染症関連情報
特記無し。

◎ 航空・旅行・お役立ち情報
* 2024年8月1日現在の人口が54,900人となり、前年比0.5%増加しました。
* ワシントンD.C.にフェロー諸島の大使館がオープンしました。
* 国民年金支給額が過去15年で最大の引き上げとなります。

■ デンマーク
◎ 感染症関連情報
* デンマーク保健当局は、65歳以上の高齢者に対しインフルエンザとCOVID-19の予防接種を、
 10月1日より開始する旨を発表しました。
* デンマークのM-POXワクチンがWHOの承認を取りました。

◎ 航空・旅行・お役立ち情報
* 9月11日の午後、実業家のSchulz氏が航空会社SASの取締役会会長に正式に選出されました。同氏は、
 SASが2年以上にわたって陥っている経営破綻の危機から脱出するための指揮を執ることになります。
* デンマークは、エジプトにおける移民の取り組みを強化するため、1億DKKの寄付を行います。
* 国民年金支給額が過去15年で最大の引き上げとなります。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会