10月から制度改正、ふるさと納税で高級ブランドホテル宿泊のラストチャンス?
ふるさと納税の制度が10月1日から「地場産品基準の厳格化」に改正されることに伴い、返礼品として一部の宿泊券・旅行クーポンがなくなる。特に全国展開の高級ホテルや旅館の宿泊券が9月末で終了することから、国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクでは、高級ホテルの宿泊体験が受けられるラストチャンスを生かしてほしいと呼びかけている。
10月の告示改正で提供が終了する宿泊券・旅行クーポンの返礼品は(1)宿泊施設の運営会社が都道府県をまたいで複数の宿泊施設を展開しているもの(2)運営する宿泊施設が共通のブランド名を冠しているもの(3)1人1泊あたりの費用が5万円(寄付額目安として少なくとも16万円以上)を超過するものが該当する。一部例外もあるが、返礼品の地場産品基準が厳格化する。
ふるさとチョイスでは、横浜市の「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜ザ・カハラ・グランド・ハーバービュー」の1泊2食ペア宿泊券(寄付金額50万円から)、京都市のフォーシーズンズホテル京都・フォーシーズンズルーム1泊2食付ペア宿泊券(寄付金額73万4千円から)、奈良市のJWマリオット・ホテル奈良エグゼクティブスイートペア宿泊券1泊2食付スイートペア宿泊券(寄付金額80万円から)が該当する。
トラストバンクでは「宿泊券のお礼の品は、素敵な宿泊体験ができるだけではなく、寄付者が寄付先の地域に実際に足を運ぶため、その地域や周辺地域への経済効果や交流人口の増加に寄与でき、ふるさと納税制度の意義に沿ったお礼の品です」とし、9月末までに受付をするよう呼びかけている。
ふるさとチョイスのURLは、https://www.furusato-tax.jp/。
情報提供:トラベルニュース社