「トーストを真っ黒焦げにしてほしい」、ホテルでの変わった忘れ物&リクエストとは?Hotels.com調査
Hotels.comは、世界15地域400軒以上の提携ホテルから回答を得た「ホテルに関する国際調査」の結果を公表した。「トーストを真っ黒焦げにしてほしい」といった実際にあった風変わりなリクエストから、ホテル側がオススメする滞在を楽しむためのアドバイスなどが紹介されている。
まずはホテルでの忘れ物に関して。忘れ物が「いつもある」、「よくある」、「たまにある」と回答した割合は35%。その中で、最も多かった忘れ物は充電器やモバイルバッテリー(72%)で、以降は汚れた洗濯物(36%)、アダプター(30%)、洗面道具や化粧品(30%)、下着(14%)と続いた。
また、実際にあった「変わった忘れ物」としては、鳥やトカゲなどのペット、両足のギプス、大量の入れ歯、炊飯器、車のタイヤ、ブレンダー、建設用パイプなどが挙がった。その他、約9億円もする時計、との回答も。
忘れ物に関する珍しいサービスとして、米国フロリダの「キンプトン ヴロ ビーチ ホテル&スパ IHGホテル」では、足りないものをホテルが用意してくれるプログラムを導入している。同ホテルでは他にも、現地人気ブランドのアクセサリーをレンタルできるサービスも行っているという。
続いて、実際にあった「風変わりなリクエスト」では、冒頭の「トーストを真っ黒焦げにしてほしい」のほか、「子どものために、水道水ではなくミネラルウォーターをバスタブに張ってほしい」、「ペットのために、グルテン・乳成分フリーなどのアレルギー対応メニューを作ってほしい」、「キャビアが乗ったホットドッグがほしい」、「フレッシュなヤギのミルクを届けてほしい」、「2キロのバナナを用意してほしい」、「自分のリクエストが読まれたことを確認するため、スタッフとハイタッチをしたい」といった回答が寄せられた。
最後に、ホテル側が回答した「ホテルでの滞在を最大限楽しむためのアドバイス」としては、オフシーズンにお得な料金で予約する(51%)が最も多く、以降は、落ち着いた滞在にするため、エレベーターや階段から離れた客室をリクエストする(39%)、迅速に対応してもらうため、ホテルへの要求がある場合の連絡はメールではなく、電話で連絡する(37%)、グレードの高い客室が集まる傾向にある高層階の客室をリクエストする(21%)、客室のテレビに動画配信サービスなどを接続し、お気に入りのテレビドラマや映画を見る(19%)と続いた。
また、滞在時に楽しめるホテル毎の珍しいサービスとして、米国テキサス「フォーシーズンズホテル オースティン」ではギターコンシェルジュが宿泊客のためにプレミアムなギターを手配するサービスが。他にも、米国オレゴン「センティネルホテル」のペットのための鍼師や一流トリマーの紹介サービス、英国ロンドン「ザ モンタギュー オン ザ ガーデンズ」の大英博物館のガイド付きプライベートツアー、仏エクサン・プロバンス「ヴィラ ガリチ オテル&スパ」のワインセラーでの、パーソナライズされたテイスティング体験、などが紹介された。