米ロイズ・キャピタル、ゲートウェイ成田開発プロジェクトの株式取得へ 27年春開業予定の複合施設
米国の投資会社ロイズ・キャピタルが、共生バンクグループから「ゲートウェイ成田開発プロジェクト」のSPVの100%の株式を取得することを発表した。既に拘束力のある契約を8月30日に締結しており、取引は11月30日までに完了する予定だ。
同プロジェクトについては、今年5月に共生バンクがマスタープランを公表しており、成田空港から車で3分、東京ドーム約10個分の広大な土地に、ホテルやMICE施設、商業施設などを含む複合施設を開業すると発表していた。
しかし、今年6月には同プロジェクトの開発用地の一部を投資商品としていた「みんなで大家さん」の運営元で、共生バンクグループの都市綜研インベストファンドとみんなで大家さん販売の2社が、出資者に対し事業プランの変更に伴う重要事項の説明を怠っていたなどの理由から行政処分を受けていた。
今回の発表では、2027年3月の開業予定となっており、マスタープラン発表時のスケジュールから変更は見られない。