ブラジル / サンパウロ州における山火事の発生について ※在サンパウロ日本国総領事館発出情報
現在、サンパウロ州の内陸部の都市において、山火事の被害が拡大しております。
現時点ではサンパウロ州内の主要空港であるグアルーリョス国際空港(GRU)、コンゴーニャス空港(CGH)とは距離が離れていることもあり、直接的な影響は出ておりませんが、該当する地域やその周辺の空港では、煙の影響によりフライトキャンセルも発生しております。
(Riberao Preto、Uberlandia、Goaianiaなどを発着するフライトに影響が生じております。)
なお、サンパウロ市内と山火事の被害が拡大している都市とのおおよその距離は以下の通りです。
* Piracicaba市 --- 約180km、3時間前後
* Ribeirao Preto市 --- 約350km、5時間前後、
* Sao Jose do Rio Preto市 --- 約500km、6時間前後
新たな情報が入り次第、お知らせいたしますが、現在、該当地域にご滞在中の方、また近日中に訪問予定の方は最新情報に十分ご注意ください。
なお、本件に関し、在サンパウロ日本国総領事館が情報を発出しておりますので、あわせてお知らせいたします。
サンパウロ州政府によると、8月2日から24日にかけて、Piracicaba市、Ribeirao Preto市、Sao Jose do Rio Preto市などの内陸部の都市において、山火事の被害が拡大しました。
州政府は、23日に山火事に関する危機管理室を設置し、対応にあたっています。
25日の州政府発表によると、現在、山火事は沈静化していますが、警戒態勢は維持するとのことです。
当地では例年10月頃まで乾燥した時期が続きます。
在留邦人の皆様におかれましても、州政府発表や報道を注視しつつ、被害の予防に努めてください。
◎ 参考情報1: 州政府による対処法の一例
https://www.saopaulo.sp.gov.br/spnoticias/ultimas-noticias/sp-mantem-gabinete-de-crise-e-posto-avancado-em-ribeirao-preto-nesta-semana/
・火災及び煙の発生現場を認知した場合は、近づかず消防(193)
又は市民保護局Defesa Civil(199)に通報する。
・火災現場や煙が充満している地点の通行を避ける。
・焚火、ゴミの焼却等を避ける。
◎ 参考情報2: ブラジル保健省による大気汚染の対処法の一例
https://www.gov.br/saude/pt-br/canais-de-atendimento/sala-de-imprensa/notas-a-imprensa/2024/orientacoes-para-evitar-a-exposicao-a-fumaca-intensa-e-neblina-causadas-por-queimadas
・水分補給によって呼吸膜を湿った状態に保つ。
・エアコンや空気清浄機が設置された換気の良い屋内で過ごす。
・大気汚染物質の濃度が高い時間帯はドアや窓を閉め、外での活動を避ける。
・サージカルマスク(外科用マスク)、布、スカーフ、バンダナを使用する。
・5歳未満の小児、60歳以上の高齢者、妊娠中の女性、心臓・呼吸器・免疫等の疾患を持つ人は
特に注意する。
※在サンパウロ日本国総領事館 領事部
電話: (55-11) 3254-0100
メール: cgjassist@sp.mofa.go.jp ** 注: メール送信時は、@を半角に変換してください
ホームページ: https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会