ヒルトン東京（東京都新宿区）は今年10月の完工を目指し、数億円規模の投資を伴う宴会場スペースの大規模な改装を進めている。

プロジェクトの第１弾として、３階の１０００平方メートルの宴会場フロアを全面改装し、約２００平方メートル増設する。スクール形式やシアター形式、正餐形式など多様なレイアウトに対応できる柔軟性を備えた会場にブラッシュアップする。

インテリアデザインは、ＨＢＡ（ハーシュ・べドナー・アソシエイツ）が手がけ、「茶色」や「紺色」、「藍色」など、東京の伝統色を基調としたモダンで洗練されたトーンで統一され、新宿の歴史の豊かさを感じさせる空間が演出される。

ヒルトン東京のフィリックス・ブッシュ総支配人は「日本で60年以上の歴史を持つヒルトン東京が、ＭＩＣＥ施設への大規模な投資を行い、改装に着手できることを非常に嬉しく思います。これにより、私たちは日本のトップＭＩＣＥホテルとして、世界中から訪れるゲストを最先端の施設、地域に根ざしたデザイン、最新技術で魅了し続けることができます」と述べている。

２０２５年夏には大宴会場のある４階の改装を予定している。