ポール・ゴーギャンも愛した「マルケサス諸島」が世界遺産登録
フランス領ポリネシアのタヒチ観光局は、マルケサス諸島がユネスコの世界遺産に登録されたことを発表した。マルケサス諸島は、フランスの画家ポール・ゴーギャンが終の棲家として選んだことでも知られ、豊かな歴史と自然を持つ島々だ。
今回の登録は、マルケサス諸島が持つ類まれな文化遺産と自然遺産の両方が評価されたもので複合遺産に指定された。同地には、数百もの遺跡や木彫り、ダンス、音楽など、マルケサス民族の伝統文化が今もなお息づいているとともに、切り立つ岩山や滝、雄大な入り江など、大自然が織りなす絶景が広がっている。
タヒチ観光局最高経営責任者 ジョン-マルク・モスラン氏は、「マルケサス諸島が世界複合遺産に登録されたことは、(その魅力を)世界的に知っていただくまたとない機会であり、タヒチの島々が包括的で持続可能な観光地であることを強化するものとなった」とのコメントを残している。