タイミー 大阪府と協定締結へ、観光業の人手確保取り組む-都道府県単位で初の連携

  • 2024年8月7日

 スキマバイトサービス手掛けるタイミーが、今月16日に大阪府と事業連携協定を締結する。大阪・関西万博の開催などによる今後の観光需要の高まりから、観光業や飲食業等での人手確保が急務となっており、協定により人材確保、雇用創出、多様な働き方の推進を行うことが狙い。

 協定締結同日には、事業者を対象としたセミナーを開催するほか、今後の展開では、スポットワークを通じた長期就業を支援する「タイミーキャリアプラス」を活用した資格取得支援等の取り組みや、長期的にはタイミーを活用した事業継承支援、開業支援の実施も視野に入れているという。

 同社では、以前より自治体との事業連携を推進しており、下呂市、ニセコ町・倶知安町、小樽市、仙台市・仙台観光国際協会、日光市、糸島市、十勝 清水町に次いで今回が8事例目。都道府県単位での連携は初となる。

 23年3月より取り組みを開始した下呂市では、今年3月末時点でワーカー数が前年同月比約2.5倍、事業所数は約4.4倍に。23年10月より開始したニセコ町・倶知安町では、今年3月末時点でワーカー数は約2.9倍、事業所数は約4.4倍を記録している。