ドバイへの海外旅行客数 上半期は過去最高記録、平均客室単価は4%増
今年上半期(1月~6月)にドバイを訪れた海外旅行客数が前年同期比9%増の931万人に達し、上半期として過去最高を記録したとドバイ経済観光庁(DET)が発表した。その内、北東・東南アジア地域からは89万6000人が来訪。中国市場の回復が牽引し、全体に占める割合は今年初めの8%から約6カ月で10%へと拡大した。
また、上半期のホテル平均客室稼働率は前年同期から1.0ポイント増加した78.7%。平均客室単価(ADR)は、前年同期4%増のAED558(約2万3398円)となった。
同期間中には、ドーチェスター・コレクション中東初進出となる「ザ・ラナ」やラグジュアリーホテル「シロ・ワン・ザビール、ドバイ」がオープンするなど、施設数は前年同期の810軒から823軒に増加、総利用可能客室数も昨年6月の14万8689室に対し、今年6月末には15万879室に達したという。
ドバイ観光・商務機関イサーム・カーゼィムCEOは、今後更に「官民のパートナーシップを活用して、旅行地としてのドバイをアピール」すると示しており、今夏にはグローバル・キャンペーンや市場別キャンペーンを実施する予定だ。