チリ / バルパライソ州にて発生した森林火災に伴う影響
チリ中部の世界遺産「バルパライソ」や人気リゾート地「ビニャ・デル・マル」のあるバルパライソ州にて現地時間2024年2月02日より大規模な森林火災が発生し、バルパライソ州のバルパライソ県、マルガ・マルガ県に非常事態宣言が発出されました。
また、バルパライソ地域の4地区(ビニャ・デル・マル市、ビジャ・アレマナ市、キルプエ市、リマチェ市)に対しては、2024年2月03日 21:00~2月04日 AM10:00までの間、外出禁止令が発出される事態となりました。
チリ内務省の発表によりますと、これまでに92件の火災が発生し、うち29件が消火活動を継続、3万~4.3万ヘクタールが火災の被害に遭ったと発表されております。
チリ国家防災対策庁(SENAPRED)は、バルパライソ県、マルガ・マルガ県、バルパライソ地域にて発生した火災について、現在も赤色警報(最も危険が高いレベル)を継続し注意を呼びかけています。
これを受け、安全が確認出来るまでの間、世界遺産の「バルパライソ」や人気リゾート「ビニャ・デル・マル」での観光は中止されております。またバルパライソを運行する列車・電車は、現在運休となっております。
一方、空港に煙の影響は無く、現時点では通常通りです。
なお、来週から開催予定のビニャ・デル・マル最大のイベント「音楽祭」については、現在、開催の是非が検討されています。
現在、該当する地域にご滞在中の方、また近日中に訪問をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
※参考
チリの首都・サンチアゴとバルパライソ、ビニャ・デル・マルとの間は約120km、約2時間の距離に位置しており、途中にはワイナリーがあり、観光客が巡る人気ルートの一つになっております。
また、バルパライソは、クルーズ船が立ち寄る港でもあります。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会