昨年12月の訪日外国人数が、19年同月比108.2%でコロナ禍以降単月最多の273万4000人を記録。これにより、23年計では2506万6100人となり、観光立国推進基本計画の「2025年までに訪日外国人旅行者数の2019年水準超え」の目標に対し、早期の達成が見込まれる。

　日本政府観光局（JNTO）によると、韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、中東地域の12市場において、訪日外国人数は12月として過去最高を記録したほか、香港、シンガポール、インドネシア、豪州では単月で過去最高を更新した。

　一方、12月の出国日本人数は94万7900人となり、19年同月比55.4%。11月まで19年比で緩やかながら回復していたが、一転回復率は低下した。これにより年計では962万4100人、19年比では47.9%に留まった。