アイスランド / レイキャネス半島、火山情報 (1/15 08:00現在)
日本時間2024年1月14日 16:57頃、想定されていたレイキャネス半島の Sundhnukurエリアで再び溶岩の噴出・流出が始まりました。
日本時間1月15日 08:00時点の現地情報によると、グリンダヴィークの家屋 3棟が溶岩の影響を受けましたが、人的被害は出ておりません。
日本時間1月15日 00:30時点のアイスランド気象庁発表、最新火山情報の要点は以下の通りです。
* 噴火はHagafell-Grindavikで始まったが、最南端はグリンダヴィークの町から900mの溶岩防護壁の
外側の南部のエリア。
* 日本時間1月14日 21:10頃にはグリンダヴィークの町のすぐ北のエリアでも裂け目噴火が始まり、
グリンダヴィークの町に影響が出始めている。
* 国民保護・機管理局は、グリンダヴィークの周辺地域の警戒レベルを緊急フェーズに引き上げた。
* 北、北東の風の影響で火山ガスは南、南西に流れている。
* 航空便の離発着に影響は出ていない。
→ 詳細: An eruption has started, Icelandic Meteorological office
https://en.vedur.is/about-imo/news/a-seismic-swarm-started-north-of-grindavik-last-night
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現地時間1月14日、ブルーラグーンが再度休業情報を出しました。要点は以下の通りです。
* 日本時間1月14日の夕方に再度噴火が始まったため、1月16日(火)まで再度休業とした。
* 前日1月13日の段階で地震活動が活発になったため、対避処置を取った。
* ブルーラグーンは、現在の裂け目噴火の場所からは安全な場所にある。
* 今後も最新情報は以下のウェブサイトで発信する。
→ Seismic Activity, Blue Lagoon Iceland
https://www.bluelagoon.com/seismic-activity
また、Northern Light innも再度休業を発表しております。要点は以下の通りです。
* 1月13日の段階で地震とマグマの貫入の観測データを踏まえ、1月14日からの休業を決定した。
* 決定後2時間で、全宿泊者の他ホテルへの振り替えが完了した。
* 噴火時の退避措置が計画通り実施できた。
* 現在のところ、今回の噴火は当ホテルやそのエリアに影響は出ていないため、Safety Firstを徹底し、
営業再開を目指す。
→ 詳細: Northern Light Inn a Family owned Icelandic Blue Lagoon Hotel
https://www.nli.is/
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また今回の噴火を受け、在アイスランド日本国大使館より以下の注意喚起が発出されておりますので、あわせてご案内いたします。
1月14日7時57分頃、アイスランド南西部の街グリンダビーク近郊のスンドヌークスギーガル付近で一時沈静化していた火山噴火が再び始まりました。今回の噴火場所は前回の噴火よりもグリンダビークの街に近く、噴火場所に最も近い民家からは450mほどの距離です。
アイスランド政府は街やブルーラグーンへの溶岩流入を防ぐための防護壁を建設していましたが、今回の噴火は防護壁の両側で発生したことから、最悪の場合には溶岩が街に到達する可能性があります。
噴火に伴い、国民保護・危機管理局は周辺地域の警戒レベルを緊急フェーズに引き上げ、関係当局は噴火の規模や被害想定などを調査しています。
アイスランド政府からの発表を注視し、何らかの指示がある場合にはこれに従って行動してください。
なお現時点においては、航空便の運航に影響はでていません。
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現在アイスランドにご滞在中の方、また近日中にご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
※参考: ライブカメラ映像 / Grindavik
https://www.youtube.com/watch?v=hvcP4kVVOnk