新観光創造連合会(TIFS)会長 岡田直樹氏
元旦に発生した能登半島地震にて甚大な被害が発生し、2日には重大な航空事故も有り、年初のご挨拶は控えさせて頂きます。
亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々や事故にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。この原稿を書いている2日、未だ大きな余震が続いており、被害がこれ以上広がらないことを願わずにいられません。
今年はパンデミックからの本格回復元年と大きな希望を持って元旦を迎えられた方も多くおられたと思います。私もその一人ですが、自然にとって人間の都合や願いなどは無関係であると共に、今回の航空事故は地震が無ければ起こらなかった訳ですが、一方ヒューマンエラーも完全に排除は出来ない事を改めて痛切に感じております。
残念なことに今後も自然の脅威は避けられず、国際紛争が直ちに収まることは無く、不幸な事故も無くなりはしないでしょう。そして、それらが起こる度に我々は大きな影響を受け、途方にくれます。
温暖化含め地球環境への配慮、被災地の支援に繋がる観光振興、オーバーツーリズム解消、草の根での国際交流促進、避けられない事態が発生した時の産業内セーフティーネットの構築等、やるべきことを観光産業が一丸となって取り組む元年になる事を強く願うとともに、当団体もその一助になるよう、最大限の努力をしたいと思っております。