メキシコ / 「マヤ鉄道」(Tren Maya)、一部運行開始
2020年に工事を開始した「マヤ鉄道」(Tren Maya)の開通式典が2023年12月15日に行われ、一部運行を開始しました。
マヤ鉄道はマヤ文明が繁栄したユカタナ半島のカンクン、プラヤデルカルメン、トゥルム、カンペチェ、パレンケなど、5州の20駅を結び、観光資源をつなげる役割を期待されています。
■ ルート
12月15日に開通した路線は、カンクン空港、チチェンイッツア、メリダ、カンペチェの間を走行開始。
プラヤデルカルメン、トゥルム、パレンケの路線は、来年の開通になります。
現時点ではカンクン空港出発は07:00と11:00の2便運行、終点のカンペチェまでは475km。
14駅それぞれに約3分停車しながら、全5時間30分かけ運行します。
カンペチェ発カンクン行きの列車も同じく07:00と11:00に出発します。
■ 車両
* レギュラー ・シンバル (REGULAR XIINBAL)
* レストラン・ジャナル (RESTAURANT JANAL)
* ロング・パタル (LONG DISTANCE PATAL)
の3つのタイプの車両があり、約300人乗車可能。
現時点では4車両ですが、最終的には最大42車両体制での運行となる予定。
■ 運賃
料金は約US$100となります。
■ その他注意事項等
現地報道によると、今回、大統領公約に基づき開通式典が行われたものの実際は試運転の段階であり、運行スケジュールや運行本数、停車駅などは流動的になっております。
そのため乗車した人からは、準備不足とした不満の声も上がっています。
今後は状況も少しずつ改善されると思われますが、同鉄道をご利用される際はご注意ください。
※「マヤ鉄道」(Tren Maya) 公式サイト
https://www.trenmaya.gob.mx/
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会