日本政府観光局（JNTO）は、7月の訪日外国人数および出国日本人数を公表した。

　7月の訪日外国人数は232万600人を記録し、19年同月比77.6%まで回復。3年5か月ぶりに200万人を超えた前月から約12%増と堅調な伸びを見せている。また、中国を除く総数では19年同月比103.4%とコロナ前の実績を上回った。

　JNTOによると、韓国等をはじめとした東アジア地域からの訪⽇外国人数が増加したことに加え、米国やカナダからの総数が19年同月比を超える実績となったことが押し上げの要因とのこと。国際線定期便数も今年の夏ダイヤ時点でコロナ禍前約6割まで回復していたが、その後も東アジアを中⼼に増便・復便が続いている。

　一方、7月の出国日本人数は89万1600人を記録し、19年同月比53.7%。訪日と比較すると遅れを見せているものの、前月からは約27%増と順調に回復している。