ハワイ ホノルル / インターナショナルマーケットプレイスに音声ガイドアプリを使ったカルチャーツアーが登場
インターナショナルマーケットプレイスは、ハワイの文化をより積極的に広めるために、ワイキキ初となるGPS機能付きオーディオツアーを開始しました。美しい物語、サウンド、音楽とともに、ワイキキの豊かな歴史や文化を楽しみながら学ぶことができます。
無料の音声ガイドアプリ「TravelStorys」は、英語、日本語、ハワイ語から選べ、来館者はインターナショナル マーケットプレイスの無料WiFiを使ってアプリをダウンロードすることができます (iOSとAndroidで利用可能)。アプリを起動すると、館内の見どころ20ヵ所を解説する音声からスタートし、この地域の歴史を形成してきた重要な人物、場所、慣習などについての説明を聞くことができます。
インターナショナルマーケットプレイスのマーケティング&スポンサーシップ・ディレクターを務めるマリア・ザンノーニ氏は、「カルチャーツアーは、ハワイの伝統文化と美しい土地に敬意を払い、保護と継承に努めるという私たちのミッションの重要な一部です。ハワイに先祖を持つ者として、このような特別な方法でハワイの歴史を共有し、お客様に土地とのつながりを深めていただけることを誇りに思います」と述べています。
地元のブランド戦略会社であるDTL Hawai’iのナーパリ・スーザ氏によって開発されたこのツアーは、センター内の各ランドマークに設置されている25枚の歴史案内板を巡るカルチュラル・ジャーニーに代わるものとなっており、新しいバージョンでは、古代から現代に至るまでハワイにまつわるさまざまな出来事や言い伝えを網羅するコンテンツが加わり、更に充実した内容へとアップグレードしています。
ツアーのトピックスには、地元に流れる小川の重要な役割、伝説的なインターナショナルマーケットプレイスのパフォーマーでハワイを代表するミュージシャンのドン・ホーについて、以前にはラジオ局があった60フィートのバニヤン・ツリーの歴史などが含まれています。
また、カメハメハ4世の妻で1855年から1863年までハワイ王妃を務めたエマ・カラニカウマカアマノ・カレレオナラニ・ナエア・ルーク王妃が、王と共同で設立したクイーンズ・ホスピタルを支援するために、インターナショナルマーケットプレイスの敷地を含む土地の多くを信託財産として遺贈したエピソードも紹介。「クイーンズ・ガーデン」の音声には、クイーン・エマの声として、スーザ氏の母親でミュージシャン&エンターテイナーのミハナ・スーザが出演しています。
このほかツアーでは、スティール・ギターやウクレレによる伝統的なハワイのメロディー、オーケストラや優雅なミュージックも収録。さらに複数のスポットにて、ワイキキの泉を模した泡立つ水の音、バニヤン・ツリーに巣を作るマヌ・オ・クー(海鳥)のさえずり、スーザが歌う「ヴェリナ・マノア」(ケアヴェとトレイシー・ロペスが作曲した歓迎の聖歌)なども楽しめます。
ナーパリ・スーザ氏はこのツアーを制作するにあたり、デビッド・W・フォーブスの著書「In Haste with Aloha: Letters and Diaries of Queen Emma」、ジョージ・カナヘレの著書「Waikiki 100 B.C. to 1900 A.D.”: An Untold Story」などを参考にしました。