業界ニュースを振り返る ー 退会社数は思ったより少ない?
今週はランキング上位に旅行業登録抹消とJATA・ANTA退会に関する2つが入りました。
特に3位のJATA・ANTA合わせて55社が退会というと多そうに思えますが、内訳はANTAが46社と中々の偏り。まぁ元の会員数が違うので当然かも知れませんが。この記事に関してはhachinanaさんがコメントで記載いただいているのが正直ほとんどで、かなり少ないなと思うのが感想です。そろそろコロナ禍にうけた融資への返済が始まるころじゃないかと思うのですが、それに伴ってもう少しリタイアする会社も出てくる気がします。
大分コロナによる影響が弱くなったとはいえ、こうも円安に燃油高ではなかなか日本人のアウトバウンド需要が高まるのは難しいものがあるでしょう。消費額は単価が上がるのであんまり変わらないのかもしれませんが。一年後にどれだけの会社が旅行業から撤退しているのかと考えると、恐ろしいものがあります。
毎週暗い話題ばかり触れていても面白くありません。10日間もランキングに載り続けている客室清掃コンサルティングに関しても触れたいと思います。
同じ感想を抱かれる方も多いのではと思いますが、私は人生で一度もホテル清掃というものに関して真剣に考えたことがなく、せいぜいが荷物が窃盗にあったときに始めて意識したくらいのものでした。しかし、考えようによっては日本のレベルの高さを活かせる上にブルーオーシャンで、しかもホテルにも宿泊者にも恩恵がありと、ちょっと違いますけどまるで三方良しな商いです。
あとは、おっしゃられているように優秀な人が来ても去ってしまうという点がやはり清掃という仕事においては厳しいところでしょうか。清掃業務で年収1千万円を稼ぐというのは非常に難しそうですし、上昇志向の方は中々清掃業界に居着かないだろうというのは想像がつきます。これは書いてて思いましたが、旅行業界と同じような悩みですね。是非ここをどう打ち破っていくのか、ロールモデルとなって頂き旅行業界の先生となって頂きたいところです。