観光事業者向けDXプラットフォーム「Nutmeg」が約4億円の資金調達
現地体験事業者向けに観光DXプラットフォームを提供する「Nutmeg」がシリーズAラウンドで約4億円の資金調達を実施。この資金調達により、日本国内でのプロダクト開発と営業体制の強化を目指す。
タビナカの予約はオフライン予約が中心でオンライン予約はあまり進んでおらず、また、現地集合や受付などのデジタル化も遅れており、観光事業者の業務体制にも負担がかかっている状況だ。Nutmegは、タビナカ業界のデジタルトランスフォーメーションを推進し、人手不足が深刻な観光事業者の業務を改善することにより、顧客体験の改善を進めている。
観光DXプラットフォーム「Nutmeg」は予約・決済から現場レベルの業務まで一気通貫でのデジタル化を実現するもので、観光施設やツアー・アクティビティなどの事業者がオフライン予約をデジタル化し、業務を効率化するとともに、現地の入場管理や参加管理などを1つのサービスで解決することができる。Nutmegの導入企業数は現在300社を超えており、京都や沖縄、ハワイなどの人気観光地での導入が進んでいる。
今回調達した資金は、Nutmegの開発や営業体制の強化に活用される予定で、業務効率化だけでなく顧客体験向上のためのデジタルサービスの導入や直販売上の向上にも取り組む予定だ。