鹿児島初の外資系シティホテルとして5月16日に開業の「シェラトン鹿児島」 都内で記者説明会開催
桜島のダイナミックな眺望と外資系トップブランドのグローバルなスケール感を誇る「シェラトン鹿児島」が、2023年5月16日の開業を前に都内で記者発表会を開催した。
立地は、新幹線・高速バスなどが発着するJR鹿児島中央駅や南九州随一の繁華街・天文館、市内と桜島を結ぶ鹿児島港などへのアクセスがよい鹿児島の中心地。鹿児島市高麗町の市交通局跡地の再開発で出来た複合施設「キラメキテラス」内であり、鹿児島の観光の拠点として注目される。
記者発表会では、まずオーナーである南国ホテルズ代表取締役社長の 伊牟田 均 氏が登壇し「鹿児島は、ユネスコ世界遺産が3つもあり、桜島や錦江湾ジオパーク、霧島や離島など観光資源に恵まれている。鹿児島黒豚や黒牛、魚介など食材も豊富。世界最大のマリオット・インターナショナルを通して、日本そして世界にもアプローチし、多くの方に滞在してもらえるのが楽しみだ」と鹿児島の活性化にもつながると期待を語った。
マリオット・インターナショナル 日本・グアムエリアヴァイスプレジデントのカール・ハドソン氏は「マリオット・インターナショナルは、日本国内23都道府県に85軒のホテルを展開している。いま、海外旅行への意欲は高まっており、日本はそのトップ。九州も、今回のシェラトン鹿児島を含めて年内に6つ、さらに24年1月には長崎マリオットの開業も予定している。シェラトン鹿児島は国内9軒目のシェラトンブランドで、ビジネスとレジャー双方のお客様を歓迎する」と積極的なホテル展開についても触れた。
シェラトン鹿児島総支配人を務める戸田猛樹氏は「新幹線が発着し、空港からも高速バスで40分の鹿児島中央駅から30分に1本シャトルバスを運行するが歩いても約10分。また、繁華街の天文館へも路面電車で4駅Sheraton Kagoshima、歩いて約15分だ」とまず利便性の高さをアピール。
「客室は全228室。半分以上が桜島を望み、ベッドボードを桜島や鹿児島の山並み、雲海を表現したアートが飾る。鹿児島らしいオールデイダイニングや桜島や錦江湾の絶景を誇るレストランなど計5つのレストランとバーを揃え、足湯もある天然温泉の大浴場には露天風呂にサウナもある。最大600㎡の宴会場も備え、婚礼向けには空中庭園を利用した挙式も可能だ」と充実した設備を紹介した。
マーケティング&コミュニケーションズ マネージャー 井上 友氏がナビゲーターを務めたオンライン内覧会では、客室はじめ各施設、鹿児島の伝統工芸品などの装飾や73㎡の桜島スイートの眺望なども紹介された。
総支配人戸田猛樹氏は、単独インタビューで「まだ鹿児島は、国際空港が閉まっている状況だが、6月から週3便の香港便の運航が復活し、今後アジアからのゲストが期待される。国内は、JAL・ANAだけでなくLCCなども東京から3社、大阪も1社が就航しており、大都市圏から安く来れる。また、九州新幹線の出来た今は大阪から鹿児島まで新幹線利用で4時間だ。
鹿児島の観光地である霧島や指宿の中間に位置し、また鹿児島港から高速船で日帰り旅行ができる離島もある。市内をベースにして鹿児島を楽しむプランもいろいろ作れると思う」と市内立地の様々なポテンシャルについて語った。
今、業界では問題の人材の確保については「140名の従業員数に対し、120名はすでに採用済み。キッチンや客室清掃も確保できている。宴会などの予約も入っており、レストランサービスを最後の駆け込みで採用している。今後、6月末まで延長された全国旅行支援にも参加して、全国からお客様に来ていただきたいと思う」と述べた。