JTB 訪日外国人向けフードプラットフォーム「byFood.com」へ出資
JTBは訪日外国人向けフードプラットフォーム「byFood.com(バイフードドットコム)」を運営する株式会社テーブルクロスへの出資を決定した。
テーブルクロスはインフルエンサーマーケティング、日本の食体験のプロモーション動画の作成やレストランの予約、帰国後の越境ECによる日本食の販売など、「食」分野に関するソリューションを提供している。
JTBは訪日外国人が旅ナカで支出する費用において、飲食費が全体の約22%と、買物代と宿泊費に次ぐ支出額を占めること、旅ナカのコト消費において「日本食を食べる」が最もお客様満足度が高いこと、顧客接点として「食」のポテンシャルが高いことから以前より「食」分野に注目してきた。テーブルクロスとの業務提携により、訪日外国人観光客に対する日本の食体験の充実およびガストロノミーツーリズムの推進につなげたい考え。
今後、各自治体やDMOに対して両社の知見を活かした提案をするとともに、誘客プロモーションから施策の検証までワンストップでおこなう仕組みを提供することで、観光立国推進基本計画における観光政策「持続可能な観光」「地方誘客促進」の実現に向けた「地域ソリューション(地域の課題解決策)」を企画・提供し、地域自治体とも連携しながら、訪日外国人観光客を地方に呼び込む取り組みを強化していくという。
テーブルクロスの代表取締役社長(CEO)の城宝薫氏、取締役(COO)のトソ・セルカン氏は、「日本の食文化・歴史は世界から注目されているが、訪日旅行客へ提供できる体験やサービスの磨き上げが日本の課題。当社は日本から見た視点、グローバルから見た視点のどちらも持ち合わせたチームであるからこそ世界との架け橋になり、日本のガストロノミーツーリズムを推進し、観光立国の実現に向けた支援をしていきたい。」と述べた。