JATA海外旅行促進プロジェクト、第一弾のキャンペーンが始動
日本旅行業協会(JATA)は4つのキャンペーンをからなる「JATA海外旅行促進プロジェクト」について、第一弾となる「第1回 海外旅行応援投稿キャンペーン」の応募受付を開始した。
「JATA海外旅行促進プロジェクト」は「Imakoso海外!~いつ行こうから、いますぐ行こうへ!」をキャッチコピーに、アウトバウンド促進協議会(JOTC)の活動の一環として共催にて行われる海外旅行需要喚起を目的としたプロモーション。4月1日に応募を開始した「第1回 海外旅行応援投稿キャンペーン」を皮切りに、「現地のZ世代イチ推し!Twitter投稿」「夏旅Wキャンペーン」「パスポート取得費用サポートキャンペーン」計4つのキャンペーンを順次開始する予定だ。
「第1回 海外旅行応援投稿キャンペーン」はJATA会員旅行会社を通じて手配された海外旅行先で、旅行者が撮影した写真やコメントをキャンペーン特設サイトから投稿、応募し、その中から各協賛団体が当選者を選定するもので、実際に海外旅行に行った旅行者目線の投稿で海外旅行の魅力を発信したい考えだ。なお、こちらのキャンペーンは計3回実施される予定。
「パスポート取得費用サポートキャンペーン」については、夏休み期間(7~9月)の海外旅行のためにパスポートの新規取得や更新を行う方を対象に、抽選で3000名に8000円分の電子ギフトをプレゼントするものだが、当選者数などは目標値として現在調整中、詳細は未定。応募受付は5月15日開始予定としている。2022年時点で日本人のパスポート保有率が17%と諸外国より低い状況を鑑みて、業界としてサポートをしていきたい考えだ。
プロジェクトの発表に伴い開催された会見にて、JOTC会長の酒井淳氏(阪急交通社)は「より多くの方が海外旅行を当たり前のように楽しめる環境作りをしていくために、マインドセットの変化が必要だ。今こそ海外旅行にという意識を浸透させるために今回のプロジェクトを推しすすめたい。」と語った。またJOTCは、先日「アウトバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージ」の発表を行った観光庁とも今後協力しながら海外旅行の推進をはかっていくという。