【タイ現地レポート】中国からの旅行者戻る、総事業費約1兆2000億円の「航空都市計画」とは?

今年着工される航空都市開発
主要3空港を結ぶ高速鉄道が2029年に開通予定

 1月27日、タイ政府は総事業費2900億バーツ(約1兆2000万円)の航空都市開発計画が2023年より着工されると発表しました。この計画ではタイの主要3空港の旅客処理能力が以下のように拡張されます。

  •  •ドンムアン 3000万人➔4000万人(2029年に拡張完了)
  •  •スワンナプーム 4500万人➔6000万人(2023年から新ターミナル運用開始)
  •  •ウタパオ 300万人➔1590万人(2024年に拡張)➔6000万人(2042年)

 それに合わせ、ドンムアン空港、スワンナプーム空港、そしてパタヤに近いウタパオ空港の3空港を結ぶ高速鉄道が2029年に開通予定とのことです。最高時速は250kmを計画していて、私の住んでいるシラチャも通るので、開通すればシラチャからバンコクまで鉄道で通勤することも出来そうです。因みにウタパオ空港は元軍用でしたが、ここ数年で旅客数が増加しています。 バンコクの主要空港の旅客数増により、ウタパオへの分散が期待されています。

まだまだ長閑なシラチャ駅

続く物価高騰

 前回のレポートでもお伝えしましたが、引き続き様々な物やサービスが値上がりしています。バンコクのタクシーが2023年1月に2014年以来の値上げとなり、大型車の初乗り運賃が35バーツから40バーツに、60kmまでの距離運賃が1kmあたり0.5バーツ~1バーツの値上げ、1分あたりの渋滞時運賃も2バーツから3バーツへと引き上げられました。また、3ヶ月毎に単価が決まる電気料金も、前回2022年9月~12月に引き続き2023年1月~3月も過去最高料金を更新しました。日本食に関しては、久しぶりに行くとどの店のメニューも軒並み20バーツほど値上げしている感じです。

シラチャの日本料理屋

最後に

 如何でしたでしょうか。また機会がありましたらタイの最新状況をレポートさせていただきたいと思います。ありがとうございました。