ターキッシュ、22年は過去最高益を更新、成田線再開で東京発は週10便へ
ターキッシュ エアラインズ(TK)は12月14日、「TURKISH AIRLINES Reunion」としてコロナ禍以降初めてレセプションを開催した。"Reunion"には旅行業界との「再会の場」の意を込めたといい、旅行会社ら約100人が出席した。
TKはコロナ禍中も羽田/イスタンブール線の運航をデイリーで続けてきた。2022年冬期スケジュールでは1日1便の羽田線に加えて、12月16日より週3便で成田/イスタンブール線の運航を再開。東京から週10便という運航数はTKの日本路線の歴史のなかでも最大の供給量だという。
同社は2023年に全世界で11%供給量を増やす計画で、日本市場については37%の供給増を予定している。このほど日本支社長に就任したアフメット・トゥージュ氏は「この数字を見ても、TKがいかに日本市場に投資しているかがお分かりいただけると思う。この供給数を活かしてパートナーの皆様にも安心してご利用いただける航空会社を目指していきたい」と語った。
日本路線は過去最高利益を達成、23年度はさらに上回る目標へ
TK日本支社は今年、コロナ禍にも関わらず過去最高の利益を更新したといい、2023年はこれを上回る目標を掲げる計画だ。同社は好調の要因として、ロシアの領空制限による他航空会社からの流入、潤沢な労働力、安定供給と高頻度の運航を挙げた。TKを利用するとイスタンブールまでは約13時間半、復路は11時間弱で、イスタンブールからヨーロッパ主要都市や中東、アフリカ各都市へも2時間から4時間の乗り継ぎで同日中に到着することができる。また、コロナ禍にレイオフを行わなかったため、需要回復にも対応できているという。
成田線は新ビジネスクラスで運航、サービスも通常通りに
羽田発のTK199便は夜に羽田を出発し、翌朝イスタンブールに到着、成田発のTK51便は午前中に成田を出発し、同日夕方イスタンブールに到着する。羽田線はB777-300ER、成田線はB787-9で運航する。成田線には新デザインのビジネスクラスを導入しており、座席はフルフラットで全席通路アクセス可能な1-2-1の配列となっている。食事やそのほかのサービスも通常通り行っており、ビジネスクラスではフライングシェフが食事をサービスする。イスタンブールでも24時間利用可能な空港ラウンジが営業を再開している。
イスタンブールの滞在が20時間以上となる乗り継ぎ旅客には、ストップオーバープログラム「よっ得!イスタンブール」を提供する。サービスは事前予約が可能で、往路または復路のいずれかで、エコノミークラスの旅客には4つ星ホテル1泊分、ビジネスクラスの旅客には5つ星ホテル2泊分が無料で用意される。
TK 東京/イスタンブール 運航スケジュール
便名 | 出発空港 | 出発時間 | 到着空港 | 到着時間 | 運航曜日 |
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TK199便 | HND | 22時50分 | IST | 06時25分+1 | 毎日 |
TK198便 | IST | 02時50分 | HND | 19時45分 | 毎日 |
TK51便 | NRT | 09時45分 | IST | 17時20分 | 月・金・土 |
TK50便 | IST | 14時55分 | NRT | 07時50分+1 | 木・金・日 |