豪州の「今」を駐在員の視点から-日本語ツアーも再開、ポスト・コロナのウルルの楽しみ方
ウルルの目の前で楽しむBBQディナー
ウルル観光の中で大きく生まれ変わったツアーがBBQディナーツアーです。コロナ禍中にBBQディナー会場がウルルからわずか200メートルの場所に移転し、先住民族アボリジニ・アナング族の長老によって新しく「マイ・ウルル・ラ・イラ」(アナング族の言葉で「ウルルの近くの食事」という意味)と命名されました。カンガルーやオージービーフといったオーストラリアならではの食材を、先住民族アボリジニが使用していたハーブやスパイスで調理したお食事が楽しめ、隣町アリススプリングスで生産される地ビールやオーストラリア・ワインなどの飲み物も豊富で、ポスト・コロナのウルル観光では大きな目玉ツアーになる予感がしています。
※情報・写真提供:AAT Kings社
ウルル観光の拠点、エアーズロック・リゾート
改装工事中のアウトバック・パイオニア・ホテルを除き、エアーズロック・リゾートのホテルは全て営業を再開し、現在はオーストラリア国内旅行のお客様で賑わっています。特にスクール・ホリデーと呼ばれる学校休みの期間は、多くのご家族連れのお客様で混雑しています。エアーズロック・リゾートの主催する各種ツアーも再開しており、以前から人気の「サウンズ・オブ・サイレンス」は相変わらずの人気を集めています。
2021年には、デザート・ガーデンズ・ホテルの隣に「ギャラリー・オブ・セントラル・オーストラリア」がオープンしました。中央オーストラリアの先住民族のアートが展示され、各種土産品のご購入も可能です。以前からあるタウン・センター内の土産店はコロナ禍に改装を行い、商品も充実しています。
※情報・写真提供:Ms. Jane Christensen from Voyages Indigenous Tourism Australia
ポスト・コロナの今後、観光産業の人手不足、インフレによる物価高、円安など、我々観光業の前には数々の難問が待ち構えていますが、今オーストラリアは空前の国内旅行ブームに下支えされています。ホテルの仕入れについては、部屋の確保に加えて厳しいキャンセルポリシーもあり、ここ数ヶ月で以前よりも難しくなってきました。旅行会社が使用するホテルやレストランを選ぶ時代は終わり、サプライヤー側が付き合うマーケット、旅行会社を選ぶ時代が本格的にやってきたと感じています。
※2022年11月19日(現地時間)現在の情報です。
株式会社トランスオービット
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