JAL、ジャルセールスを吸収合併、24年4月に
日本航空(JL)は10月19日の取締役会で、2024年4月1日付で100%子会社のジャルセールスを吸収合併することを決議した。JLではコロナ禍により変化した航空需要の構造や消費者行動に対応するため事業構造改革を推進しており、航空券販売を担うジャルセールスの吸収合併により、グループのアセットを活用したソリューション営業への移行を図る。
10月19日の取締役会で基本方針が承認され、今後は23年10月に契約締結を承認し、合併日は24年4月1日となる予定。JLを存続会社とする吸収合併方式で、ジャルセールスは解散する。
ジャルセールスは、JLの100%子会社で1993年12月に設立し、社員数は2022年1月現在で657名。JLグループの航空座席の受託販売をおこなっており、法人や旅行会社への航空券の販売、スポーツ団体や行政法人の渡航のサポートのほか、JLウェブサイトで航空券や旅行商品の販売をしている。
2022年3月期のジャルセールスの営業収益は56億6400万円、当期純利益は4億2100万円となっている。なお、JLは完全子会社である連結子会社との合併であるとして連結業績への影響は軽微としている。