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【リクエストインタビューvol.2】ワーケーションで組織と個人のウェルネスを-リアライブ/リゾートワークス代表 柳田将司氏

  • 2022年9月14日

福利厚生の充実で従業員の定着を支援、地方創生への貢献も

 読者諸氏の「あの人の話を聞きたい」を実現するリクエストインタビュー。第2回は、人材定着のためのワーケーションを提唱するリゾートワークス代表取締役の柳田将司氏に話を聞いた。国の後押しもあるものの、なかなか浸透しないワーケーションだが、柳田氏は10年にわたる人材採用支援の経験から、福利厚生としてワーケーションに活路を見出している。(聞き手:弊社代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人 岡田直樹)

柳田氏

-はじめに自己紹介をお願いいたします。

柳田将司氏(以下敬称略) 私は長らく人材採用の支援をしてきました。新卒で採用コンサルティングを2年間経験し、その後3年間、大学生向け就職支援塾を役員として事業立ち上げを行いました。2012年、29歳のときに独立してリアライブを設立。リアライブでは新卒採用イベントをメインで行っています。

 これまでの企業向けの採用コンサルティングと学生支援の経験から、両者の入社後のミスマッチをなくしたいというのがリアライブの企業理念です。起業した10年前は、大手の就職サイトを利用して採用することが主流でしたが、リアライブでは従来にないマッチングシステムを活用したイベントを主催し、中小ベンチャー企業と学生のマッチングを支援してきました。

-7月にワーケーションの導入支援をするリゾートワークスの全株式を取得されました。

柳田 入社後のミスマッチをなくすには、「採用」の領域と「定着」の領域の両方が重要であると考えています。リゾートワークスのグループ会社化は、定着の領域の観点から、福利厚生サービスとしてワーケーションを企業に提案してくことが狙いです。

 リゾートワークスは、リゾートエリアの会員制施設や一流ホテルでのワーケーション体験を特別価格で提供するサービスで、元々私自身もユーザーでした。以前は個人向けの事業でしたが、福利厚生と組み合わせればさらに良いビジネスモデルになると考え、株式取得を決めました。ワーケーションは今後推進されていくと思いますが、費用も掛かるためなかなか企業単位での導入が進んでいません。福利厚生に組み込み、働き方の1つとして提案することで、人材の定着化を支援できればと考えています。

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