主要49社、15年度の海外旅行は8.4%減、円安やテロ響く

  • 2016年5月31日

▽3月単月は4.8%減、北米・オセアニアは堅調

 3月単月の海外旅行の取扱額は4.8%減の1709億1601万円。観光庁によると、引き続き欧州方面が前年を下回っているものの、北米やオセアニアは堅調に推移しているという。

 企業別で取扱高が最も高かったのはJTB15社計で0.1%減の365億5069万円。次いでHISが3.9%減の319億1027万円、阪急交通社3社計が12.7%減の144億6220万円となり、上位3位は通年と同じ結果となった。

 前年からの伸び率については、JTBが4814.0%増の1億円と大幅に増加。次いで、JTBグローバルマーケティング&トラベルが127.9%増の5289万円、ジェイアール東海ツアーズが29.4%増の1億3973万円となった。

 募集型企画旅行の総額は、取扱額が5.9%減の532億956万円、取扱人数が4.0%減の34万1809人となり、単価は1.9%減の15万5670万円だった。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が8.9%増の4043億1365万円、外国人旅行が31.7%増の172億6666万円となり、合計は5.1%増の5924億9632万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2015年度累計
2015年度累計(詳細)
3月単月