GWの旅行者、海外・国内とも減も過去3番目、2244万人-JTB予想
▽方面別動向、海外は全体的に減少、台湾は5.3%増-国内は西日本か
方面別の旅行動向では、海外旅行はどの方面も押しなべて低調。台湾のみ5.3%増の予想だ。JTBでは、短い期間で旅行が可能であることが要因としており、グアムやサイパン、シンガポールの人気も予測。特に台湾はLCCを含めて座席が増加していることも追い風としている。また、タイについて、3月19日に非常事態宣言が解除されたことで、間際まで状況を見て決める動きも予想できるという。
一方、国内旅行はあべのハルカスやユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの注目が高い大阪方面への旅行増を見込む。また、瀬戸内や四国も各種のイベントや八十八ヶ所霊場開創1200年の記念事業などで注目を集め、さらに九州も「ななつ星 in 九州」や「おれんじ食堂」、「特急A列車で行こう」など観光列車の人気が高まっていると指摘している。
なお、鉄道関連では岩手県の三陸鉄道全線運航再開に合わせて導入されたお座敷列車「さんりくはまかぜ」や、釜石/花巻間を走る「SL銀河」、新潟県のデスティネーションキャンペーンに合わせて運行される「越乃Shu*Kura」を利用する旅行の増加も予測した。