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20代インタビュー:エス・ティー・ワールドマネージャー水野絵美さん(29歳)

  • 2011年9月21日

20代応援企画!思い込みは捨てて、いつも新鮮な目線で商品を企画

-現在の業務を通じて、日本の海外旅行市場や旅行業界をどのように感じていますか

 海外旅行市場全体ではないかもしれませんが、私が担当しているエリアはクチコミの力が強いと感じています。インターネットで現地を訪れた人が発信した情報を収集して、ホテル名の指定はもちろん、時には部屋番号までご指定いただくこともあります。

 頻繁に研修旅行に行けるわけではないので、知識だけではお客様を獲得することができません。それでだめならどうするか。私は、サービス力だと思います。お客様からの返信がなければ、すぐに電話をかけてコミュニケーションをとる。わからないことを聞かれたら素直にそう伝え、そのかわりお客様のためにできる限り調べる。それも旅行会社の役割だと考えます。ハード面だけでなくソフト面を充実させることが、これからの旅行会社には必要なのではないでしょうか。

 メディアの力、とりわけテレビが旅行業界に与える力の大きさも実感しています。たとえばシンガポールのホテルが映った携帯電話のCMが放送されたとき、問い合わせ件数が大幅に増えました。お客様がテレビを見て「行きたい」と思ったとき、その機を逃さずにどう送客につなげていくか。そのために私たちは、ウェブサイトを見やすく構築して、行きたいと思ったツアーをすぐに見つけられるように工夫しています。自分だけでは視線が偏るように思うので、インターネットがあまり得意でない親や友人にも見てもらいます。彼らが目的にあったツアーをすぐに探せないようなら、それはウェブサイトが使いづらいということですから。


-それでは最後に、仕事面で目標としていることや、夢があればお教えください

 仕事はずっと続けたいと思っています。また、年に2、3回は担当エリアではないデスティネーションをプライベートで訪れ、常に新鮮な目を持ち続けたいと思います。

 仕事面では、現在担当しているオーストラリアは広く、多くの航空会社が乗り入れていますし、乗り継ぎや周遊など、さまざまな組み合わせができ、アクティビティも無数にあるデスティネーションです。そういう意味でツアーも無限大に造成できると思うので新たな商品の可能性を感じていますね。


-ありがとうございました

トラベルビジョンが選ぶ水野さん流仕事の極意

★思い込みを捨てて、新鮮な視点と発想の転換で新しい商品を企画
★現地と密接な関係を構築してより良い商品造成につなげる
★担当エリア以外を知ることで、専門知識と新鮮な視点のバランスをとる

 もともとは旅行業界を志望していなかった水野さん。けれども仕事を続けるうちに「ウェディングに限定されず、さまざまなツアーを造成できる旅行会社に入ってよかった」と思うようになったそうです。旅先ではつい、仕事の目線でアコモデーションなどをチェックしてしまうというその熱心さが、多くのお客様や後輩に支持される理由だと感じました。ありがとうございました。