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20代社員が振り返る今週のニュース ー 2回目GoToの制度設計はどうなる

 今週のRT Collectionの柴田氏のコラムはもう読まれましたか?
国内旅行はGoToがどうこうと明るい話題も上がりやすいですが、海外旅行は今のところまだまだ、需要の戻りが予測できない状況です。海外旅行需要が戻るために何が必要か、色々と論点はあると思いますがやはり今一番のネックは帰国後の待機期間でしょう。この期間がある限り、レジャーはもちろん出張需要もなかなか戻ってこないのは目に見えています。

 個人的な意見を言えば、ワクチン接種者にも待機を要請するのは勘弁願いたいというところです。私は比較的都心部に住んでいるのですが、夜ジムから帰る途中に酔って座り込んだサラリーマンの方や、複数人で騒ぎながら駅へ向かう若者たちを最近は見かけるようになりました。それ自体に賛否両論はあるでしょうが、1回以上ワクチンを接種した人の数も1億人が見えてきています。日本の12歳以下人口が1,300万人ほどいるそうなので、それを考えると接種率はかなりのものです。特定の事情で打てない方、打たない方がいる事も考えるとワクチンによる効果はそろそろ打ち止めでしょう。そうなると、後は何を持って待機期間を削除するのか。基準やロードマップの公開があると我々としても気の持ちようがあるのですが、予測がつかないというのは辛いですね。

 それに比べれば、GoToに関することは色々と問題も提起されるものの観光産業としては非常に前向きな議論で、読んでいて気持ちが明るくなります。星野佳路氏のGoToに対する意見も、前向きかつ非常に面白いですね。まず、大都市と観光地で分けたほうが現状に合うという点は同意なのですが、どこが大都市でどこが観光地なのかという議論は難しそうです。例えば京都市などはどっちでしょうね。

 補助率を下げ、というところも大事だと思います。以前のように高い補助率でバブルのようになるよりは、まさしく星野氏のおっしゃるような「下支え」になるような施策であるほうが業界全体にも貢献度は高いように思います。あとは星野氏は触れられていませんでしたが、高価格帯の宿泊施設が圧倒的に恩恵が受けやすい点も修正が必要ではないかと私としては思っています。

 いずれにしても、2回目のGoToがあるのであれば、前回で分かった問題点を改善するような新たな制度設計がされることを望みます。なにせあれだけの予算を使っている事務局なのですから、PDCAのAをしっかり行って動いてくださることでしょう。