KNT―CT、9月の旅行取扱 緩やかながら改善し80.9%減

 KNT―CTホールディングスの9月の旅行取扱総額は前年比80・9%減の82億6500万円だった。国内旅行が各所で再開され始め、減少幅は前月からやや改善したが、Go Toトラベルキャンペーンの東京発着解禁が10月からのため効果は限定的にとどまった。

 国内旅行は同71・4%減の69億6500万円。団体旅行は一般団体が同82・1%減と回復してこないが、学生団体は修学旅行の再開の動きがみられ、同64・4%減とやや回復した。全体では同58・8%減と、前月と比べるとやや客足が戻ってきた。企画旅行も同様に同79・9%減と苦しい状態が続くが、個人旅行は同67・5%減と徐々にではあるが改善傾向にある。

 海外旅行は同97・6%減の3億2900万円。団体旅行は一般、学生ともにふるわず同86・7%減、企画旅行もほぼ取扱がない状態が続いている。

 外国人旅行は限定的ながら往来再開が始まったことで、同98・7%減の4300万円ながら、久しぶりにプラス値に戻った。

 なお、取扱額は近畿日本ツーリスト北海道、近畿日本ツーリスト東北、近畿日本ツーリスト関東、近畿日本ツーリスト首都圏、近畿日本ツーリスト中部、近畿日本ツーリスト関西、近畿日本ツーリスト中国四国、近畿日本ツーリスト九州、近畿日本ツーリストコーポレートビジネス、KNT―CTグローバルトラベル、KNT―CTウエブトラベル、クラブツーリズム、ユナイテッドツアーズ、KNT商事の合算。


情報提供:トラベルニュース社