ANA、NDCプラットフォームでスカイスキャナーと接続

  • 2020年3月26日

 全日空(NH)とスカイスキャナージャパンは3月25日、NHが開発したNDCプラットフォームとスカイスキャナーの「ダイレクトブッキング」の連携を開始した。両社によれば「ダイレクトブッキング」はスカイスキャナーと提携会社による連携プラットフォームの一形態で、通常とは異なり航空会社などの公式サイトに遷移することなく、スカイスキャナーのウェブサイト上で検索から予約、決済までが可能になる。日本以外の国・地域では31日から開始する。

 今後はスカイスキャナーのウェブサイト上で、検索結果の「予約する」のボタンをクリックすると、ダイレクトブッキング用の画面に遷移。これまではNHの予約サイトやコールセンターでのみ申し込みを受け付けていた座席指定や有料ラウンジサービスなども、スカイスキャナーのウェブサイト上で申し込むことが可能になる。

 NHは昨年4月にNDCプラットフォームの開発計画を発表。日本の航空会社が開発したNDCプラットフォームとスカイスキャナーの連携は初めてで、今回のサービス開始に伴いNHは、日系航空会社では初めてIATA(国際航空運送協会)のNDC認証レベル3を取得した。今後も同社のNDCプラットフォームと、外部のサービスプロバイダや旅行会社などとの接続先を拡大するという。