次代の観光産業担う宿経営者を育成-観光庁の講座から(2) OTAと上手に付き合う

  • 2016年11月22日

 2コマ目はビズユナイテッドの宮口直人社長が「旅行業と宿泊業の関係・OTA(オンライン・トラベル・エージェント)との関係」について講義した。

 宮口社長は「観光マーケティングとは自地域に呼びたい観光客のニーズを探り、他地域ではなく自地域に訪問していただき自地域のファンになってもらうための活動」とし、そのために誰に、何を、どうやって、をプロセス化することが必要と指摘した。

 OTAについては総販売額が11年度は9895億円だったものが13年度には1兆5699億円と数年で急激に増加していることを示し、宿泊業界で大きな存在になっていると紹介。

 そのため、OTAを(1)マーケティングデータの収集手段として活用(2)多言語化でインバウンド顧客へアピールする手段として活用(3)予約一元管理ソフトで複数のOTA在庫を自由に出し入れする手段(4)様々な販促プランを宿泊施設に提供していることなど、自らできないことに生かすのがOTAのメリットだとした。


情報提供:トラベルニュース社