全日空、羽田米国線のスケジュール発表、利便性重視

  • 2016年6月29日

 全日空(NH)は6月29日、10月30日に就航予定の羽田/米国線について運航スケジュールを発表した。羽田/米国線については、今年2月に日米両政府が昼間枠の開設に合意したことに伴い、国土交通省はNHに昼間枠を3便、深夜早朝枠を1便配分。その後、NHは現在深夜早朝枠で運航しているホノルル線とロサンゼルス線に加え、新たにニューヨーク線とシカゴ線を開設することを発表していた。スケジュールは関係当局の認可取得が条件となる。

 NHは昼間枠でニューヨーク、シカゴ、ホノルル線を、深夜早朝枠でロサンゼルス線を運航する計画。ニューヨーク線とシカゴ線は、現地での滞在時間が長くなるよう、羽田発便の現地到着時間を午前中に設定し、現地発便は出発時間を夕方にした。機材は両路線ともにボーイングB777-300ER型機で、座席数はニューヨーク線がファーストクラス8席、ビジネスクラス68席、エコノミークラス136席の計212席。シカゴ線はファースト8席、ビジネス52席、エコノミー190席の計250席とした。

 ホノルル線については、羽田発便の出発時間を利便性が高い夜のままとし、現地発便の羽田への到着時間は現行より5時間早い17時台に。到着後により多くの国内線に乗り継げるようにした。機材は現行と同じB787-8型機で、座席数はビジネス42席、エコノミー198席の計240席。

 深夜早朝枠のロサンゼルス線は、羽田発便の現地到着時間を現行より約2時間早く設定し、現地での滞在時間の増加と、ロサンゼルス以遠への乗り継ぎを強化する。好評を博しているという、早朝に羽田へ到着する現地発便については、現行のスケジュールを維持。運航機材は現行と同じB777-300ER型機で、座席数はファースト8席、ビジネス52席、エコノミー190席の計250席。各路線の運航スケジュールは下記の通り。

▽NH、羽田/米国線運航スケジュール(10月30日~)
・羽田/ニューヨーク線
NH110便 HND 10時20分発/JFK 09時00分着(デイリー)
NH109便 JFK 16時55分発/HND 21時10分着※翌日(デイリー)
※10月30日から11月5日まで、3月12日から25日まではニューヨーク発着時刻が1時間遅くなる

・羽田/シカゴ線
NH112便 HND 10時50分発/ORD 07時40分着(デイリー)
NH111便 ORD 16時15分発/HND 20時30分着※翌日(デイリー)
※10月30日から11月5日まではシカゴ着が55分、シカゴ発が1時間10分遅く、3月12日から25日まではシカゴ着が55分、シカゴ発が1時間遅くなる

・羽田/ホノルル線
NH186便 HND 21時55分発/HNL 10時05分着(デイリー)
NH185便 HNL 13時10分発/HND 17時25分着※翌日(デイリー)
※1月1日から3月25日まではホノルル着が10分、ホノルル発が15分早くなる

・羽田/ロサンゼルス線
NH106便 HND 22時55分発/LAX 15時50分着(デイリー)
NH105便 LAX 00時05分発/HND 05時05分着※翌日(デイリー)
※10月30日から11月5日まで、3月12日から25日まではロサンゼルス着が1時間遅くなる。10月30日から11月6日まで、3月13日から25日まではロサンゼルス発が45分遅く、羽田着時間は5分早くなる