ジンエアー、日本での販売強化へ、前KE日本地域本部長らが意欲

  • 2016年6月15日

LJのB777-200ER型機。座席のうち48席は、シートピッチが広い「ジニープラス」 ジンエアー(LJ)は7月の成田就航を前に、日本発の需要取り込みの強化に乗り出した。LJでは、今年に入って親会社である大韓航空(KE)から前常務日本地域本部長の崔晶皓(チェ・ジョンホ)氏を代表取締役CEOに迎え、さらに5月にはKE東京旅客支店支店長などを歴任した一柳誠氏がLJの東京支店支店長に就任。大手旅行会社を中心に働きかけを始めている。

 一柳氏によると、LJは従来から国際興業ホールディングスを日本地区総代理店(GSA)として指名して日本での営業を進めてきているが、現在のところ好調な訪日需要もあって座席の約90%が韓国市場で販売されている。当面の目標としては、日本発の割合を25%から30%程度に引き上げたいという。

 具体策としては、座席を旅行業界に安定供給して「航空会社としての安心感」を醸成することを目的に、まずジェイティービー(JTB)グループやエイチ・アイ・エス(HIS)などを対象に成田/仁川線の座席ブロックを開始。この結果5月末には、JTB旅物語による朝日新聞朝刊全5段のツアー募集広告につながったという。

 また、成田線については午前便と午後便のダブルデイリー体制で、なおかつ日本発10時50分、仁川発14時25分といった選択が可能な使いやすい運航スケジュールである点や、KEと同じ第1ターミナルでチェックインできる利便性の高さなどもアピールしていく方針。シートピッチの広い「ジニープラス」席を搭載するボーイングB777型機などを含めて、「プレミアムLCC」を標榜していく。

 なお、旅行会社との協業は成田線を成功例として地方にも導入していきたい考え。現在は大手中心の取り組みだが、一柳氏は「規模に関わらず、幅広い旅行会社と日韓の観光交流促進に向けて協力していきたい」と意欲を示している。