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インタビュー:UA太平洋地区営業担当支社長のエスプレィ氏

「フライヤー・フレンドリー」と共同事業で成長めざす
旅行会社重視を強調

▽旅行会社との関係について

 私の職責にとって3つ重要だと思っていることがある。1つ目は「ビジブル」、つまり皆様の目から見える所に常にいるということだ。例えばセールスのチームがパートナーである旅行会社を頻繁に訪れることや、あるいは法人のお客様への訪問も含めて、とにかく視認性を高める、ビジブルであるということを心掛けたいと思っている。

 2つ目は、先程述べた「フライヤー・フレンドリー」。単にお客様にフレンドリーであるだけでなく、その業界のパートナーの皆様に対しても我々とビジネスをしやすい形を模索したい。彼らの日々の仕事がやりやすくなるような方法を探していきたいと思っている。

 一例として、悪天候などお客様の事情によらない理由でチケットの変更が必要になる時、従来はお客様から直接UAに連絡をしていただかないとと変更ができなかったが、今はお客様に代わって代理店の方々にその手続きをしていただけるようにした。また、プレミアムエコノミークラスの座席についても旅行会社の皆様に売っていただけるようにしたい。

 そして3つ目に大切だと思うことは、「新しいビジネス」を見つけていかないといけないということだ。既存顧客の重要性はいうまでもないが、新規ビジネスも開拓していかなければならない。特に法人顧客の開拓について何かチャンスがある、機会があると思われた際には是非ご相談いただきたい。

 法人部門ではこれまでも成功してきたが、米系、日系ともに大手企業が中心だった。これからは、米国に一定以上の出張ニーズがあれば企業の規模に関係なく積極的にアプローチしていきたい。確かにグローバル契約は中小企業に適さないが、例えば日本/北米間のみの契約も可能だ。また、オンライン旅行会社との関係強化もめざしたい。