KNT-CT、10月海外は7.6%減-個人旅行は5.1%増

  • 2014年12月11日

 KNT-CTホールディングスの2014年10月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比7.6%減の161億3886万円となった。団体旅行は5.0%減の43億7263万円、企画旅行も13.3%減の83億719万円と減少。一方、個人旅行は5.1%増の34億5904万円となった。

 団体旅行のうち、一般団体は大型の招聘旅行や観光・親睦旅行の扱いがあったことから9.1%増の30億3222万円と増加。学生団体は昨年複数の大型修学旅行を扱った反動で26.5%減の13億4041万円と減少した。

 企画旅行では、ホリデイは53.0%減の14億9596万円。引き続き東アジア方面を中心に全般的に不調。また、各方面とも低価格帯商品のラインナップ縮小の影響もあり、全体の取扱人数、取扱額ともに前年を下回った。

 一方、クラブツーリズムは6.6%増の68億744万円。円安や政情不安、エボラ出血熱など外的要因もあったが、アメリカやオセアニアといった主要方面が好調だったことで、前年を上回った。

 海外旅行以外では、国内旅行が2.2%増の334億1883万円と増加し、外国人旅行も58.7%増の11億9409万円となった。関連商品などを合わせた総計は0.5%減の514億3623万円と微減に留まった。国内旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。