大韓航空、アマデウス移行でセミナー共催、利便性アピール

  • 2014年9月4日

 大韓航空(KE)とアマデウス・ジャパンは9月3日、KEが旅客サービスシステムを「アマデウス・アルテア」に切り替える予定であることに合わせて共同セミナーを開催した。アルテアはKEが153社目の導入企業となる航空会社向け基幹システムで、予約やインベントリ、デパーチャーコントロールなど旅客の搭乗に関する全プロセスを管理するもの。

 セミナーでは、アルテアへの移行によりアマデウスGDSを利用すると旅行会社とKEで同一のPNRを共有でき、種々のメリットを享受できるとアピール。例えば旅行者が航空会社に直接連絡して旅程を変更した場合にも旅行会社が最新の旅程をリアルタイムで確認できる点、予約の不一致(NOREC)が発生しない点、航空会社と同一の運賃計算データベースを利用できるためADMリスクを大きく減少できる点などを紹介した。

 また、実際の予約作業の注意点なども解説。特に、システム刷新に伴いKE側ではグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を採用するため、KEへの問い合わせの際に「PNRの何行目にある…」と説明しても意図が伝わらないことや、アマデウスGDSのコマンド関連の問い合わせには答えられないことなどについて注意を求めた。

 なお、アルテアは日本でも全日空(NH)と日本航空(JL)が導入を決めて準備を進めているところだ。