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ペニンシュラ、8月に「ザ・ペニンシュラパリ」開業-欧州初進出

  • 2014年7月13日

「ザ・ペニンシュラパリ」。オスマン様式とネオクラシック様式が融合した建物の外観は維持。内観の改装と修復を4年がかりで実施した  ザ・ペニンシュラホテルズは8月1日、「ザ・ペニンシュラパリ」を開業する。同社にとって10番目のホテルで、欧州にホテルを開業するのは今回が初めて。

 同ホテルはシャンゼリゼ通りや凱旋門にほど近いアベニュークレーベル19番地に位置。1908年にラグジュアリーホテルの一つとして建築されたクラシックな建物を改装、修復して開業する。建物は1946年にはユネスコ本部、1958年から2009年まではフランス外務省により国際会議場として使用されており、1973年にはベトナム戦争を終結に導いたパリ協定が妥結、調印されている。

 ザ・ペニンシュラパリの客室数は、34室のスイートルームを含む全200室。5室のテーマスイートには、ルーフトップの専用プライベートガーデンを設ける。また、客室には11言語に対応したタブレット端末を配し、レストランのメニューやホテルのサービス、テレビ番組表の閲覧や客室の設備の操作が可能だ。

 ホテル内にはアフタヌーンティーなどを提供するオールデイダイニング、中国料理、テラスレストラン、バー、シガーラウンジに加え、屋上にもバーと現代フランス料理のレストランも設けた。

 また、1800平方メートルからなるスパ「ザ・ペニンシュラスパ」では6つのシングルルームと2室の2名用トリートメントルームを設置。20メートルのスイミングプールやフィットネスセンターも用意した。このほか、ビジネスセンターや100名まで利用できる宴会場、3つのファンクションルームも設けた。宿泊者には空港への送迎や観光などに利用できるリムジンサービスも提供する。

 なお、8月1日から31日まで、公式ウェブサイトでオープニング特別宿泊プランを販売。全カテゴリ対象の「アヴァン・プルミエ」プランを695ユーロから、スーペリアルーム、デラックスルーム、グランドデラックスルームの3カテゴリー対象で朝食付きの「デビュー」プランを750ユーロから提供する。