ルフトハンザ、長距離LCC検討、TKと交渉も-組織再編で

  • 2014年7月10日

ジャーマンウィングス機材 ドイチェ・ルフトハンザAG(ルフトハンザグループ)は、長距離路線でのLCC設立を検討している。現地時間7月9日にCEOのカルステン・シュポア氏が明らかにしたもので、中東系航空会社や欧州内LCCとの競争に対抗する組織再編の一環。

 組織再編では、新たにポイントトゥポイントで運航するグループ航空会社の統合ブランドとして「WINGS」を確立し、ジャーマンウィングス(4U)やユーロウィングス(EW)を集約。4Uは、LHの既存路線のうち、フランクフルトとミュンヘン発着以外の路線を来春までに引き継ぐ。また、この路線移管に合わせて、4Uの機材を最大で60機まで増やす。

 EWは、まず欧州内で価格志向の強いセグメントをターゲットとして展開。コスト効率を高めるため、使用機材はボンバルディアCRJファミリーからエアバスA320型機に切り替える。2015年春にはサービスを開始。また、同じく2015年早期にA320型機を2機から4機導入し、初のドイツ外拠点としてバーゼルをハブ化する。

 長距離路線は、2015年冬ダイヤにWINGSブランドでの運航開始をめざす。運航開始当初は合計7機のボーイングB767型機またはA330型機で運航する。グループ内のリソースのみで立ち上げるか他社と提携するかは未定だが、他社提携についてはターキッシュ・エアラインズ(TK)との交渉を進めているところ。TKとは、トルコを拠点とするサンエクスプレス(XQ)を共同で設立した経緯もある。

 このほか、A340型機9機を低コストの運航体制で使用し、従来型の体制では収益性の低い新路線や、現行路線の中で撤退の可能性がある路線を飛ばす計画も立てている。