現地レポート:ブルーマウンテンズで1泊のすすめ、商品化に高い潜在性

  • 2013年6月18日

定番スポットの多様な魅力に焦点
宿泊施設も充実

ハイティーでゆっくりと午後を過ごす

バイゴーン・ビューティーズでのハイティー。サーブも個性的午後、ルーラの街にある老舗のティールーム「バイゴーン・ビューティーズ(Bygone Beautys)」に立ち寄った。店内は3,000種類を超えるアンティーク・ティーポットがところ狭しと並び、オーストラリアで受け継がれた英国文化を今に伝えるミュージアムとしても必見だ。

 ここでの楽しみはやはり伝統的なハイティー。三段トレイには、ホームメイドのスコーン、ビスケット、サンドイッチなどが並ぶ。どれも一口サイズで、食べやすく、何度も手が伸びる。オリジナルのバターやジャムも美味。深い味わいの紅茶とともに贅沢な時間を過ごす。デイトリップの慌ただしいスケジュールではなかなか味わえない体験だ。

 歴史的建造物にも指定されているこのティーハウスは、これから改修工事に入り、今年8月までには再オープンする予定。部分工事になるため、工事期間中もハイティーのサービスは提供されるという。


充実の宿泊施設、滞在もぜいたくに

フェアモント・リゾート・ブルーマウンテンズの落ち着いた雰囲気のロビー

 宿泊は「フェアモント・リゾート・ブルーマウンテンズ」。ルーラにあるアコーグループMギャラリー・コレクションのリゾート。温かみを感じるホテル内には癒しの空間が広がり、ブルーマウンテンズを望むゴルフコースも併設する。このほか、ブルーマウンテンズはシドニーの奥座敷的な場所でオーストラリア国内からの観光客も多いため、B&Bから豪華リゾートまでさまざまな宿泊施設が整う。

一度は泊まってみたいリリアンフェルズ・ブルーマウンテンズ

 そのなかでも最も有名で由緒あるホテルといえば「リリアンフェルズ・ブルーマウンテンズ・リゾート&スパ」。エコーポイントから徒歩圏内にあり、宿泊施設はもちろんのこと、予約必須のレストラン「ダーリーズ(Darleys)」も有名なリゾートだ。

 レストランの2階には30人収容のスペースがあり、パーティーなどの会場としても利用可能なため、インセンティブなどでも利用価値は高いだろう。また、隣に立つ「エコーズ・ブティック・ホテル&レストラン」も日本人観光客には訴求力の高い宿泊施設。40室の文字通りブティックホテルで、レストランも部屋もきらりとセンスが光る。