式年遷宮控えCP、平成の「おかげ参り」へ 三重県伊勢志摩

 伊勢志摩コンベンション機構の水口良之さん、志摩市観光戦略室の野田景子さん、三重県大阪事務所の堀口聡子さんが9月14日、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、10月1日から始まる伊勢志摩キャンペーンをアピールした。

 キャンペーンは来年開催される第62回神宮式年遷宮に向けて伊勢志摩地域へ誘客を図ることを目的に、2013年3月末までの半年間実施する。式年遷宮を控えた神宮の奥深さをメーンとし、旬のブランド食材や天然温泉が楽しめる「泊まる」プラン、テーマ別の「めぐる」プランと多彩なイベントを行う。

 なかでも今回は、江戸時代の伊勢参りを現代風に再現。江戸期に伊勢参りをした人たちは、ゴザを筒状に丸めて背負いその先に「ひしゃく」を差していた。伊勢の人たちはそれを目印として参拝客を施行(おもてなし)したという。そのひしゃくを「参宮の木札」に代えて、木札を持った人をもてなす現代版「おかげ参り」を実施する。

 木札は10月1日-12月14日と13年1月15日-3月29日までの平日、外宮前観光案内所で先着100人に配布する。

 また「あのりふぐ」「伊勢エビ」「的矢かき」といった伊勢志摩の三大グルメを味わう「神々の愛でる海のご馳走プラン」、伊勢エビを味わえる「おおきんな祭りin鳥羽」、食の魅力を地元の人と味わう「ぐるとば秋の食祭」も開催する。

 伊勢志摩を「めぐる」では「自分へのご褒美『うまい』をめぐる旅」「語り継がれる神話・民話の『真実』にふれる旅」「伊勢志摩をたっぷり味わいつくす女子旅」を提案する。

 さらに同キャンペーン初のプレミアム・オープン懸賞として「夢の真珠オーナー権(伊勢志摩セレブ旅付き)」をペア1組にプレゼントする。伊勢志摩の旅行客のなかから宿泊券や特産品が当たる「伊勢志摩スペシャルな旅」も実施する。

 水口さんはキャンペーンを通して「神宮ご参拝の前後にお泊まりいただき、伊勢志摩地域を巡ってください」と話していた。


情報提供:トラベルニュース社